アサヒドライゼロ
アサヒドライゼロが大ヒット
2012年3月に発売されたノンアルコールビールテイスト飲料『アサヒドライゼロ』が、爆発的に売れています。
発売6カ月で目標の300万箱(大瓶20本/箱)を売り切り、年間目標を400万箱と大幅に上方修正しました。
2008年に本格化したノンアルコールビール飲料は、年間2ケタ成長で、ビール業界の数少ない「成長市場」となりましたが、2009年にアサヒが発売した『ダブルゼロ』は、先行するメーカーに後れをとり、2011年3月の福島工場被災により、市場から撤退しています。
アサヒドライゼロ 開発
ノンアルコールビールの生産工程は、途中までビールと同じで、発酵させるか、させないかの違いとのことです。
アサヒドライゼロの開発段階では、何度やってもビールの味から遠いものになったとのことです。
発酵させないため、麦汁の甘さが雑味となって残ることが原因で、「ビールと同じ原材料をそろえればいいと考えた専門家の罠」(開発者)に陥ったとのことです。
すべての先入観を捨て、50種類以上の試作を作り、延べ5000人のモニター試飲を繰り返し、味に自信が持てるまで、それから半年かかったとのことです。
発売前には、全国のスーパー店頭で計5000回の試飲会が1カ月間行なわれたそうです。
消費者に受け入れられた結果、『アサヒドライゼロ』は、空前の大ヒットとなりました。
アサヒドライゼロ